まずはターゲットを明確にし、商品内容を考え、キャッチコピーを作り上げる。
多くの方はこの様な方法をとるはずです。しかしお茶の場合はそこに落とし穴があります。
いざ原料を用意してブレンドしてみたら「あれ?うまく混ざらない。」この様な経験はありませんか?どうしてもブレンドムラが出てしまう場合はもう一度企画を練り直さなければなりません。
緑茶、ウーロン茶、ハーブティー、紅茶、健康茶。これら一般的に飲まれているお茶を作る為に、多くの種類の原料が必要で原料それぞれの「特徴」も異なります。
例えば緑茶の中にも大きさが5cm位のピンと伸びた「針状」のものから1mmに満たない「粉状」のものまであります。
ハーブティーの原料では木の枝みたいなものもあれば、ツタに葉が付いている様なもの、小さなタネやスパイスのパウダーまで本当に様々な原料が有ります。
この様な原料をブレンドし商品にするには、大きさをそろえる「カット加工」や、比重をそろえる「原料の選択」、「極端な比重、大きさの組み合わせにしない」等、細心の注意を払う必要があります。
企画段階から加工を考える事 で、商品を購入するお客様によりベターな商品をお届け出来るはずです。是非ご相談下さい。その商品に最適な方法をご提案致します。
今まで多くの商品を扱った経験と自社ブランドを持つ事によって得た商品企画力できっと納得頂けるはずです。
ブレンド加工の例
サンプル1
ローズヒップ30%
レモングラス20%
ペパーミント25%
紅茶25%
オリジナルハーブティー「朝すっきりブレンド」
上記をブレンドしたハーブティーの実例をご紹介します。この場合は以下の2通りのご提案が可能です。
ティーバッグ加工が必要な場合
原料をすべて5mmカットしブレンドします。ティーバッグの素材は不織布をお勧めします。それによりブレンドムラが無く粉砕後の粉も出にくいティーバッグ商品が出来ます。
リーフとして販売する場合
カットが必要なもののみ加工してブレンド。ペパーミントホールの場合8mmカットし他はカットなしでブレンドします。
ローズヒップシェルカットサイズでレモングラスが3cm程のものであればある程度ムラ無く混ざります。リーフで販売する場合見た目に何が入っているかも重要な要素になります。
サンプル2
ウーロン茶70%
ローズレッド20%
マリーゴールド10%
オリジナル健康茶「脂さっぱりブレンド」
ティーバッグの場合は前述と同じ提案をします。
リーフとして販売する場合
烏龍茶の形状が凍頂烏龍茶の様に丸まっている場合、ローズレッドを8mmカット、マリーゴールドを5mmカットします。
マリーゴールドの方が崩れにくいのでカットサイズを換え烏龍茶が花の中に浮くようにします。 烏龍茶が4cm程の葉の場合、ローズレッド、マリーゴールド共カットなしでブレンドします。カットしない事により細かな粉も出ないのでより見た目にきれいな商品になります。
上記のように、組み合わせる原料の種類、大きさ、目的とする商品形態等により必要な加工が異なります。多くの原料を扱う我々だからこそ出来る「最適な提案」を是非お試し下さい。